実は要らないかも?柔軟剤って必要?メリット・デメリットとやめた結果
結論:柔軟剤は「必須ではない」
筆者は現在、柔軟剤を使っていません。
以前は「タオルをふわふわにしたい」「部屋干しの生乾き臭を抑えたい」などの理由で使っていました。しかし、使うのを一度やめてみると…
『あれ?柔軟剤って、なくても困らないかも。』
さらに、ドラム式洗濯乾燥機を導入し、日常的に乾燥機を使うようになると、柔軟剤の必要性は完全にゼロになりました。
この記事では、柔軟剤のメリット・デメリット、そして筆者が実際に「やめてよかったこと・困ったこと」をまとめます。

柔軟剤のメリット
柔軟剤には、確かに良い面もあります。
1. 好きな香りをつけられる
洗濯時や着用時にふわっと香るのが心地よい、という人も多いですよね。
柔軟剤の人気の大きな理由は、この「香り」です。
2. 生地がなめらかになりやすい
柔軟剤は繊維を薄い膜でコーティングして、なめらかにすることでゴワつきを防ぎます。
これは「髪のリンス」に近いイメージ。
・肌触りが良くなる
・摩擦による毛羽立ちを防ぐ
・軽いシワを防ぐ
といった効果があります。
3. 静電気が起きにくい
冬のパチパチ対策として有効。
コーティングによって摩擦が減る=帯電しにくくなるという仕組みです。
柔軟剤のデメリット
メリットとセットで知っておきたいのがデメリット。筆者が柔軟剤をやめた理由も、ここにあります。
1. 香りが強すぎる場合がある
- 自分にとって良い香りでも、他人には強すぎることがある
- 香りに敏感な人は頭痛や不快感の原因にも
- ボトル1本使い切る頃には「飽きる」ことも多い
近年は「香害(こうがい)」が社会問題として取り上げられており、香料過敏症の相談も増加しています。
2. タオル・下着の吸水性が落ちる(科学的に確認されている)
柔軟剤のコーティング成分は吸水性を下げることが分かっています。
- 繊維の表面に油性の膜がつく
- 水が繊維内部に入りにくくなる
国民生活センターのテストでも、柔軟剤を使うとタオルの吸水速度が低下するという結果が公表されています。
3. 肌荒れの原因になることも
柔軟剤の柔軟成分や香料は、繊維に残るように設計されています。
つまり、
- 下着
- タオル
- 寝具
など「肌に長時間触れるもの」は、敏感肌の人は注意が必要。
特に、香料アレルギーや接触性皮膚炎と関連するケースも報告されています。
【体験談】柔軟剤を使っていた頃の“良かった点”
筆者自身は現在使っていませんが、振り返ってみて「これは良かった」と思う点もゼロではありません。
- お気に入りの香りがある時は、洗濯がちょっと楽しくなる
- おしゃれ着の軽いシワが抑えられていた気がする
ただし、どちらも「代替できる」もので、柔軟剤でなければ絶対にできない、という性質ではありません。
【体験談】柔軟剤をやめてよかったこと
やめて初めて、「柔軟剤って結構ストレスだったんだ」と気づいた点もありました。
1. お金がかからない
質の良い柔軟剤はそれなりに高い。
一回あたりの費用で見ると安いかもしれませんが、毎日使うものなので、1ヶ月・1年となると結構な出費です。
2. 手間が減る
- 毎日、洗濯の度に柔軟剤を計量&投入
- ストックの管理
- 買ってくる手間(意外と重い)
- 収納スペースの確保
これらがすべて不要に。私が柔軟剤をやめて一番快適になったのが、コレです!
3. 洗剤投入口が汚れない
柔軟剤は粘度が高めで、乾くとベタつきやホコリが残りやすい。
洗剤投入口の掃除がかなりラクになります。
4. タオルの吸水性が復活した
柔軟剤をやめて数回洗うと、「水を弾く感じ」がなくなり、タオル本来の吸水力が戻ってきました。
顔を拭くときの安心感が全然違います。
5. 生乾き臭対策に関係なかったと気づいた
生乾き臭は、
- 乾くまでに時間がかかる
- 雑菌が増える
のが原因。
柔軟剤では消臭できず、むしろ香りで“上書き”しているだけです。
根本解決には、
- 洗濯槽を清潔に保つ
- 乾燥時間を短縮する
- 乾燥機を使う
などが有効です。
柔軟剤は「必要な人だけ」でOK
広告のイメージやこれまでに習慣で、柔軟剤を「当たり前に必要なもの」と思い込んでいませんか?
柔軟剤は、
- 服を香らせたい
- 静電気を防ぎたい
- ニットやおしゃれ着を柔らかく保ちたい
という人には役立つアイテムです。
しかし、
- 香りが苦手
- 肌が弱い
- タオルや下着の吸水性を重視したい
- 手間やコストを減らしたい
- ドラム式乾燥を使っている
という人には、不要なアイテムと言えます。
まとめ
柔軟剤は「絶対必要」なものではありません。
むしろ、生活スタイル次第でなくても問題なし。
筆者の場合は、
- コスト削減
- 手間の削減
- タオルの吸水性アップ
- 香りストレスの軽減
- ドラム式乾燥機で十分ふんわり仕上がる
という点から、柔軟剤をやめて正解でした。
香りを楽しみたい人は使う、香りや肌・お財布へのの負担が気になる人はやめる。
柔軟剤は「暮らしに合わせて選べばいい」アイテムです。
