スキンケア

肌に優しくてコスパ最強!私が固形石鹸を使う理由

konatsu

<この記事を読んでわかること>

無添加の固形石鹸がなぜ肌にやさしく、家族みんなで安心して使え、ボディーソープよりコスパが良いのか、その理由と選び方がわかります。

固形石鹸、おすすめです!

さっそくですが、私は肌に使う石鹸は「固形石鹸」派です。大人になり、自分で日用品を購入するようになってから、紆余曲折を経て私にとって固形石鹸がベストな選択肢だと気が付きました。世の中では液体のボディーソープを使う人が圧倒的に多く、テレビCMでもボディーソープの広告は見かけても、固形石鹸のものは見かけない印象です。

しかし、実際に使い続けてみると、固形石鹸には見落とされがちな魅力がたくさんあります。

特に、肌が弱い人家族のために安心なものを選びたい人持ち物を減らしたいミニマリストコスパを重視する人 にとって、固形石鹸は実は理想的な選択肢。無添加でシンプルな処方の商品も多く、安心して日常に取り入れられるのが特徴です。

この記事では、私が固形石鹸を長年使ってきた体験をもとに、その魅力やボディーソープとの違い、そしておすすめの選び方についてご紹介します。

固形石鹸を選ぶメリット

なぜ、私が液体の石鹸より固形石鹸を選ぶのか?そのメリットを紹介します。

①シンプルな成分で肌に優しい

液体石鹸は水分を多く含むため、純石鹸成分が少なく、洗浄力を補うために合成界面活性剤や防腐剤・安定剤などが加えられることが一般的です。さらに、保湿剤や香料など商品ごとの個性を出すための成分も多く、天然由来のものを使ったタイプは価格が高くなりがちです。

一方で、固形石鹸の主成分である「石鹸素地」そのものが天然由来の界面活性剤として働きます。合成界面活性剤ほど強力ではないため、肌のバリア機能を守る必要な皮脂を過剰に洗い流さないので、やさしく汚れを落とすことができます。

「洗浄力が弱いと汚れが落ちないのでは?」と思うかもしれませんが、固形石鹸には弱アルカリ性という特性があります。これにより、古い角質(タンパク質)をやわらかくして落としやすくし、酸性の皮脂汚れを中和してすっきり洗い流せるのです。

さらに固形石鹸は水分が少ないため、液体石鹸に必要な防腐剤・乳化安定剤・pH調整剤を配合する必要がありません。敏感肌やトラブル肌の方にとって刺激になりやすい成分が省かれている点も、大きな安心材料といえます。

とある液体ボディーソープの成分表示⬇️

水、ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、ステアリン酸、ラウレス硫酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、香料、ジステアリン酸グリコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、塩化K、塩化Na、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、フェノキシエタノール、EDTA-4Na、クエン酸、ピロクトンオラミン、ヒドロキシステアリン酸、PG、ココイルグリシンK、パルミチン酸、ナイアシンアミド、セラミドNG、ワセリン、ヤシ脂肪酸K、アラキン酸、ラウロイルラクチレートNa、セラミドNP、フィトスフィンゴシン、セラミドAP、キサンタンガム、コレステロール、カルボマー、エチルヘキシルグリセリン、BHT、セラミドEOP

↑このボディーソープには、敏感肌の刺激リスクが高い典型成分である「ラウレス硫酸Na、合成香料、フェノキシエタノール、PG」が含まれています。

とある固形石鹸の成分表示⬇️

石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na

↑この固形石鹸は添加物として「香料、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na」が含まれていますが、いずれも一般的には敏感肌にも安全性が高い成分とされています。

(香料は天然のものであっても稀にトラブルが起こることがあるので、かなり肌の弱い方はパッチテストをしてみるのが良いです。)

②顔も体も、これひとつでOK!

液体ボディソープは、皮脂をしっかり落とすために合成界面活性剤を添加して洗浄力を高めているものが多く、さらに乾燥を防ぐために保湿成分を加えて調整されています。洗顔料は逆に、皮脂を落としすぎずベタつきも残さないように処方されており、用途ごとにアイテムが増えやすいのが特徴です。結果として、「体用・顔用・脂っぽいとき用・乾燥しているとき用」と、つい種類が多くなりがちです。

一方、固形石鹸はシンプルな成分ながらも適度な洗浄力があり、皮脂を落としすぎず肌のバリア機能を守りながら洗えるため、顔にも体にも兼用できるのが魅力です。

私自身は、体を洗うときはコットンやシルクのボディタオルを、顔を洗うときは泡立てネットを使い、同じ固形石鹸でもツールを使い分けて快適に使っています。

③家族みんなで使える安心感

固形石鹸は肌に優しく、適度な洗浄力があるため、肌タイプや年齢を問わず家族みんなで使いやすいのが魅力です。さらに香りも液体石鹸に比べてマイルドなものが多く、好みが分かれにくい点も嬉しいところです。

ただし、不特定多数の人が使う場面では注意が必要です。直接手に触れる固形石鹸は衛生面で不安が残るため、来客の多いご家庭ではハンドソープとしては液体タイプを選んだ方が安心でしょう。

④コスパが良い

液体石鹸にも添加物が少なく肌に優しいタイプはありますが、どうしても価格が高かったり、手に入りにくかったりするのが難点です。一方で、スーパーやドラッグストアで安価に手に入る商品は、添加物が多く肌荒れリスクにつながるものも少なくありません。

その点、固形石鹸は元々の成分がシンプルなので、安価で身近に手に入る商品でも肌に優しいものを選びやすいのが魅力です。さらに、洗浄力やすすぎの早さ詰め替え不要でゴミが少ないといった利点もあり、コスパだけでなく「タイパ(時短効果)」や「環境へのやさしさ」にも優れています。

液体石鹸と固形石鹸のメリット・デメリットまとめ

無添加の固形石鹸ならもっと安心

無添加石鹸とは

香料・着色料・防腐剤・合成界面活性剤などを加えず、石鹸成分だけで作られた石鹸のことを指します。

定義としては、日本に明確な法的基準はなく、メーカーによって「無添加」の範囲は異なります。多くは旧表示指定成分(合成成分など、化粧品に配合する場合に表示が義務付けられていた成分のこと)や保存料・香料を含まない意味で使われています。

無添加石鹸の成分と特徴

油脂とアルカリ(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)のみで作られるのが基本。成分がシンプルなため、刺激が少なく敏感肌や赤ちゃんでも使えるものもあります。

ただし、シンプルが故に保湿成分も添加されていないタイプのものは、必要な皮脂まで落としてしまう場合もあるため、乾燥肌には合わない場合もあります。

おすすめの無添加固形石鹸

ドラッグストア、スーパー、ハンズで買える!おすすめの無添加の固形石鹸をご紹介!

※価格は2025年9月時点のものです。

シャボン玉石けん シャボン玉浴用石けん 純植物性

出典:シャボン玉石けん公式サイト

公式価格:165円(税込)

言わずと知れたシャボン玉石けん。天然植物油脂を1週間以上かけて熟成し、炊き上げており、天然のうるおい成分が残っているため、しっとり・すべすべに洗いあがります。防腐剤・色素・香料などの化学物質を一切含まない純石けん分99パーセントの無添加石けんです。

原材料: 石ケン素地

シャボン玉石けん ビューティソープ

出典:シャボン玉石けん公式サイト

公式価格:242円(税込)

高品質な精製牛脂を主原料としており、シルクのようになめらかな泡立ち。植物性の石けんよりもしっとりとした洗い上がりです。シャボン玉浴用よりも原料の油脂に高いグレードのものを使用しています。

原材料: 石ケン素地

ミヨシ石鹸 白いせっけん

出典:MIYOSHI公式サイト

公式価格:187円(税込)

香料・着色料・防腐剤、無添加。原料の品質にこだわった食品用天然油脂を使用し、丁寧に本釜焚き製法で作った純せっけんです。お肌の弱い方や敏感肌の方はもちろん、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使えます。

全成分: 牛脂脂肪酸Na、パーム核脂肪酸Na、水、グリセリン、塩化Na

松山油脂 釜焚き枠練りせっけん

出典:松山油脂オンラインストア

公式価格:649円(税込)

昔ながらの釜焚き製法で百時間かけてつくった石けん素地を、枠に流し込んで冷却固化し、およそ20日間、乾燥・熟成。石けんの結晶が密になり、合成界面活性剤・鉱物油・香料・着色料・防腐剤無添加。保湿性にすぐれたシア脂が肌の潤いを守ってくれます。固く溶けにくいのも嬉しいポイント。
また、ローズマリー、ラベンダー、ハッカなど、香り豊かな精油入りのバリエーションも豊富です。

成分: 石ケン素地、シア脂、トコフェロール

カウブランド 無添加せっけん

出典:牛乳石鹸公式サイト

公式価格:165円(税込)

天然油脂から約一週間かけて釜でたきあげられた牛国産石けん素地100%のみを使用。油脂由来の天然保湿成分が含まれており、ゆたかな泡立ちで、お肌にうるおいを残し、すっきりやさしい洗い上がりです。

原材料: 石ケン素地

ペリカン 無添加せっけん

出典:ペリカン公式オンラインショップ

公式価格:187円(税込)

クリーミーで保湿感のある『しっとり』、さわやかな洗い心地の『さっぱり』から選べます。ロングセラー商品ですが、2024年からおしゃれなパッケージデザインにリニューアルされました。パッケージは紙製なので捨てるのも楽ちん。
<防腐剤・安定剤・香料・着色料・合成界面活性剤・鉱物油・アルコール>不使用、家族全員で安心して使えます。

原材料: 石ケン素地、水

マックス 無添加生石けん

出典:株式会社マックス直営ショップ

公式価格:170円(税込)

明治38年創業の化粧品メーカー・マックスが、赤ちゃんのために開発したお肌にやさしいソープ。香料、色素などを一切含まず、きめ細やかな泡立ちで、洗い上がりも、つっぱり感が無く、かつ、さっぱりと洗えます。

美容効果の高い「アロエ」、しっとりとした「はちみつ」、毛穴までスッキリ洗える「炭」のバリエーションがあるのも良いです!

原材料: 石ケン素地

坊ちゃん石鹸

出典:坊ちゃん石鹸オフィシャルサイト

公式価格:539円(税込)/太郎・175g

天然原料のみの無添加石鹸で、顔、手、髪を含めて全身丸ごと洗えます。
厳選した食用品質の牛脂・ヤシ油(ココナッツオイル)・軟水を独自の混合比で使用し、手づくりの伝統製法である、釜炊き製法、ケン化法と枠練り法にこだわって丁寧に製造されています。
手作り感のあるフォルムと、クスッと笑えるパッケージも魅力。

原材料: 石ケン素地

まるは油脂化学 七色石鹸 オレンジ&グレープフルーツのせっけん

出典:七色石鹸ショッピングサイト

公式価格:660円(税込)/3個入り

カンキツの香りが爽やかな石けんです。
オレンジ粉末(陳皮)やリモネン(オレンジ抽出油)を配合されており、毛穴の皮脂汚れをすっきり落としてくれます。

よりさっぱりキリリとした洗い上がりの「柿渋」と、夏にぴったりの「ミント」もあります。

全成分: 石ケン素地、リモネン、チンピ(オレンジ粉末)、グレープフルーツエキス、エタノール(グレープフルーツエキス由来)、水

アレッポの石鹸

出典:アレッポの石鹸公式サイト

公式価格:770円(税込)

シリアで、なんと1000年以上前から作られている、オリーブオイルとローレルオイルで作られたシンプルな石鹸。日本でもすっかり有名になり、ハンズなどでも購入できます。原料はオリーブオイル、ローレルオイル、苛性ソーダと水のみ。肌とよく似た組成の油脂であるオリーブオイルがたっぷりと含まれているので保湿力が優秀です。
オリーブの香りが強いので、好き嫌いは分かれるところかと思います。

1個が大きくて長持ちしますが、やや溶けやすいので置き場所には注意して。

成分: 石鹸素地、オリーブオイル、ローレルオイル、苛性ソーダ、水

ソンバーユ 馬油石鹸

出典:株式会社薬師堂

公式価格:605円(税込)

馬油を使ったコスメで有名なソンバーユの、馬油を主成分とした石鹸。馬油を主原料にヤシ油などをバランスよく配合した原料を使用し、保湿力に優れています。なめらかな泡立ちで、肌をいたわりながら洗えます。

全成分: 石けん素地(馬油主原料)・クエン酸Na

固形石鹸を長持ちさせるために・・・

固形石鹸のデメリットのひとつに「溶けやすい」という点があります。浴室に置いているとドロドロになってしまい、それが嫌で固形石鹸を敬遠する方も少なくないでしょう。

しかし、それだけで使わないのは本当にもったいない!そこで、私が実践している固形石鹸を長持ちさせるワンポイントをご紹介します。

それは、「できるだけ石鹸を濡らさないこと」。これに尽きます。

特にシャワーやかけ湯のお湯がかかりやすい足元に置くのは厳禁です。おすすめは、マグネットや吸盤タイプのソープディッシュで高い位置に設置すること。私はニトリで購入したマグネット式のソープディッシュを使っており、お風呂掃除のときは高い場所に貼り直すことで石鹸を清潔に保ちつつ長持ちさせています。

まとめ

固形石鹸は、シンプルな成分で肌にやさしく、コスパや環境面でも優れたています。敏感肌や家族みんなで安心して使いたい方、できるだけシンプルな暮らしを目指す方には特におすすめできます。小さな工夫でデメリットも解消できるので、ぜひ一度「無添加の固形石鹸」を生活に取り入れてみてください。

ABOUT ME
管理人(こなつ)
管理人(こなつ)
料理人、自然派ワインショップ勤務を経験。調理師・製菓衛生師・ソムリエ資格を保有。 無理なダイエットで心身を崩した経験から、体にやさしい食事と暮らしに関心を持つように。 現在は会社員として働きながら、飲食業界で培った知識を活かし、がんばらず、ゆる〜く続けられる無添加ライフのアイデアを発信しています。 ダイエット情報オタク、成分表示読みオタクです。
記事URLをコピーしました