ダイエット

【シリーズ記事】子どもの頃から太りぎみだった私が、30代でやっと体重と向き合えた話

konatsu

ダイエット遍歴②無理なダイエットの結果|過食症に苦しんだ大学時代

高校3年生のとき、
私は3ヶ月で5キロ痩せました。

「頑張れば、痩せられる!」

そう思えたことは、当時の私にとって大きな成功体験でした。

しかし――
その反動は、思っていたよりずっと大きかったのです。

ある日、突然食べることが止まらなくなった

大学に入学して、しばらくした頃。

突然、
やたらと食べ過ぎてしまうようになりました。

お腹が空いているわけではないのに、
なぜか食べてしまう。

大学入学と同時に、私はチェーンのパン屋さんでアルバイトを始めました。

閉店作業のとき、売れ残りのスイーツをもらえることがありました。
(今は厳しくなっているみたいですね…)

慣れない大学生活。
慣れないバイト。

帰り道、もらったお菓子をひとつ、ぱくり。

気づけば――
家に着く前に全部食べ終わっている。

お腹は空いていないのに。
家でゆっくり食べるでもなく、歩きながら焦ったようにでパクパク…

あの感じ、分かる人いますか?

ドカ食いが止まらない

大学は、高校までと比べて時間に余裕がありました。

そして正直に言うと、
私は大学生活にあまり馴染めていませんでした。

「友達を作らなきゃ」
「なんか大学の雰囲気合わないな…」

空回りしたり、悶々と毎日なんか不安、楽しくない。

そのストレスが、
静かに、でも確実に溜まっていったのだと思います。

家に一人でいる時間。
コンビニやスーパーで菓子パンやお菓子を大量に買い込む。

最初は週に1回。
それが週に数回になり、
連休になると、毎日。

お腹がパンパンになって、
「もう入らない」と思うまで食べる。

私は吐けないタイプでした。

だから、本当に物理的に入らなくなるまで詰め込む。
苦しいのに、不快なのに、食べることがやめられない。

甘いもののあとに、ポテトチップスやカップラーメン。
また甘いもの。
固形がきつくなったら、アイスクリーム。

どれも、健康的とは言いがたいものばかり。

高校時代に我慢していたものを、
取り戻すかのように、ジャンクなものばかり食べ続けました

誰にも見せたくなかった

そんな姿を、人に見られたくありませんでした。

家族がいない時間を見計らって食べる。
ゴミはコンパクトにまとめて、証拠隠滅。

胃が苦しくて、横になって、
「もうやめたい」と思うのに、
また繰り返してしまう。

当然、体重は増えました。
最大で60キロ近くまでいきました。

今まで「ぽっちゃり」と言われることはあっても、
「肥満」と言われたことはなかったのに、
健康診断で、初めてその言葉を告げられました。

流石に、ショックでした。まだ19歳か20歳の頃、やばい…と。

ただ、それでも、
まだ食べることはやめられませんでした。

太った姿を見せたくなくて、
学校を休みがちになった時期もあります。

自己嫌悪で最低限のバイト以外は家に引き篭もりがちになりました。

苦しい日々は、
2年ほど続いたと思います。

回復に向かい始めた頃

少しずつ変わり始めたのは、
大学3年生の終わり頃でした。

講義が減り、
大学の図書館で過ごす時間が増えました。

そこで、
料理や栄養に関する本を読み漁るようになったのです。

もともと私は、
食べ物の出てくる絵本を擦り切れるまで読むような子どもでした。

レシピ本。
食にまつわるエッセイや小説。
栄養や食療法の本。
過食症を克服した人のブログ。

読みながら、なんとなく、気づいたことがありました。

「食べることって、そんなに悪いこと?」

私はずっと、

「食べちゃダメ」
「炭水化物は太る」
「甘いものは控えないと」

そう思い込んでいました。

でも、本来。

人間は、食べなければ生きていけない。

食べることは、悪いことじゃない

どうせ食べるなら、
ジャンクフードじゃなくて、
あたたかいごはんを食べよう。

食べ過ぎるかもしれない。
でも、お菓子を爆発的に食べるよりはいい。

栄養のあるものをしっかり食べていれば、
きっと体は「もう足りてるよ」と教えてくれる。

そう思うようになりました。

お米を、好きなだけ食べていいことにした

私は決めました。

お米は、何合食べてもいい。

(当時は今ほど価格も高くなかったので…笑)

毎日、2〜3合は食べていたと思います。

ドカ食いするくらいなら、
毎食きちんと食べる方がいい。

そうやっているうちに、
不思議と無茶な過食は減っていきました。

体重も、55キロ前後で落ち着き、肥満ではないくらいに戻ってきました。

ダイエット以外に、過食の原因になっていたと思うこと

振り返ってみると、
過食の原因は「ダイエットの反動」だけではなかったと思います。

摂食障害は、心と身体、両方が健全でないと改善しない

過食を経験してそう感じます。
摂食障害になるきっかけは無理なダイエットかも知れませんが、
根っこの原因は必ず感情や思考法にあるんです。

私はもともと、根っから社交的なタイプではありません。

なのに、新しい環境に身を置くたびに
「友達を作らなきゃ」
「うまくやらなきゃ」
「自分の魅力がもっとあればうまくやれるのに」
と、自分にプレッシャーをかけていました。

その反面、私はプライドが高いタイプでもありました。

「ちゃんとしていたい」
「ダメな自分を見せたくない」

でもその裏側には、
「本当は自分はダメなんじゃないか」という不安や自己嫌悪もありました。

完璧でいたいのに、自信はない。

このアンバランスさは、
常にどこかで自分を追い詰めていたように思います。

過食は

✅知らず知らずのうちに抑え込んでいた感情の捌け口
✅ある種の自傷行為

でもあったと感じています。

過食から抜け出すために、私がやったこと

劇的なきっかけがあったわけではありません。

少しずつ、考え方を変えていきました。

① まずは、3食きちんと食べる

過食をしていると、食べる時間が不規則になることに加えて、
「昨日食べすぎたから今日は絶食しよう」
「お菓子を食事代わりにしよう」

と、無限にリズムが崩れがちになります。

こうして、制限と爆発の無限ループに陥ってしまうんです。

栄養学的にも、
強い食事制限は血糖値の乱高下を起こしやすく、
その反動で強い食欲が生まれやすいと言われています。

だから私は、

とにかく3食、いわゆる朝昼晩に食事を食べる

ことを意識的に実践しました。

② 食事の満足度を上げる

コンビニの袋を破って、
パックのまま食べる。

なんとなく満足度が低いから、もっと食べてしまう。

これ、経験がある人も多いのではないでしょうか。

同じカロリーでも、

・器に盛りつける
・温かい状態で食べる
・自分で作る

だけで、満足度はまったく違う。

行動科学の視点でも、
「食事体験の質」は満腹感や満足感に影響すると言われています。

私はできるだけ自分で調理するようにしました。

どうしても買うなら、
デパ地下で量り売りしてもらう。

少し高くても、
ちゃんと“選んだ食事”や”手間がかかった食べ物”は心を満たしてくれます。

③ 「安心して食べられるもの」を見つける

私は、大学の図書館で、
和食や素食、マクロビオティック、
そして 「養生訓」 などの本を読む機会がありました。

そこで気づいたのが、

「ごはん(お米)って、悪者じゃないんだ。」ということ。

炭水化物は敵だと思っていた私にとって、
これは大きな価値観の転換でした。

糖質をしっかり摂ることで食欲が安定する感覚がありました。

私は「お米なら何合食べてもいい」と決めました。

『主食』と呼ばれるだけあり、質の良い糖質は人間にとって不可欠なんですよね。

お米は食べても良いという安心感と満足感が、
心をかなり楽にしてくれました。

いきなり白米が怖い人は、玄米や雑穀米ならもっと気持ちとの折り合いがつきやすいと思います。
安心して食べられる主食を探してみてください。

④ イベントでは我慢しない

誕生日やクリスマス。

ケーキを我慢すると、
あとで必ずコンビニスイーツなど手近なスイーツへの欲求が爆発していました。

どうせそうなるなら、心ときめく綺麗で凝ったホールケーキを食べた方が絶対幸せです!

特別な日は、食べる。だって「特別な日」なんだから!

それを許すほうが、
結果的に安定しました。

⑤ 100点を目指さない

メンタル面で不調になってしまう人って、こういうタイプの人が多いのではないでしょうか。

毎日毎食、完璧な食事なんて無理です。

でも私は、ずっと
「ちゃんとできない自分」を責めていました。

だから決めました。

平均70点で合格

そしてもうひとつ。

軽率に自分を褒めること(笑)。

これは冗談のようで、結構大切なことです。

自己肯定感が低い状態では、
自己破壊的な行動(過食など)に走りやすいと言われています。

だからこそ、

「今日もお風呂入って早起きして生活して、えらいぞ」
「自炊するなんて天才では?」
「私のこのパーツは可愛いよね」
「私ってこんないいところあるよね」

小さくていいから、
自分を肯定する方が、人生も生きすくなります。

⑥ 食べること以外に夢中になれるものを持つ

過食していた頃、
私の頭の中は常に「食べること」でいっぱいでした。

何を食べるか。
どれだけ太ったか。

だから、
脳のリソースを別の場所に向けること

仕事、副業、勉強、趣味、推し活。

もちろん、無理は逆効果です。

しかし、
「食べること」以外に集中できるものを用意すること、
「食べること」を考えることをいつの間にか忘れてしまうこと、

これは地味に効果が高いです。

次回予告

次回は、
過食は落ち着いたものの、まだまだダイエット脳から抜け出せなかった社会人になってからの話を書こうと思います。

ABOUT ME
管理人(こなつ)
管理人(こなつ)
料理人・自然派ワインショップ勤務を経て、調理師・製菓衛生師・ソムリエの資格を保有。 無理なダイエットで心身を崩した経験から、体にやさしい食事やシンプルな暮らしに関心を持つようになりました。 また、節約生活の中で “必要なものって本当はそんなに多くない” と気づき、 心とお財布にやさしい「持ちすぎない生活」「無添加ライフ」をゆるく続けています。 現在は会社員として働きながら、飲食業界で培った知識をいかし、 がんばらなくても続けられる暮らしのアイデアを発信中です。
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